top of page

【99】Monday to Sunday

月曜日の男=Man of Monday

月曜日は一週間のはじまりのとき、日本やアメリカのカレンダーは日曜日から始まるが、生活のリズムとしては仕事始め、月曜日からがはじまりのとき。しかし、日本の男性の自殺は月曜日に集中しているという。

彼は月曜日の朝から憂鬱、頭と心が重かった。何よりも車の騒音、電車の音、人の声が心に重くのしかかる。ああ、これが一週間のはじまりだからだ。そう、誰も仕事に生きたくないと考えるとき。

火曜日の男=Man of Tuesday

火曜日ははじまりの2日目。まだまだ周りは慌ただしく騒がしいとき。誰からも遊びに行こうとは誘われない日。

彼は仕事も忙しいが、何かに追われているような憂鬱は続く。本当は仕事の忙しさよりも心の中の忙しさが本音かもしれない。ああ、仕事から解放されたい。そう、誰だって火曜日は嫌いなのさ。  水曜日の男=Man of Wednesday

水曜日は中弛みのとき。はじまりの日からはまだ三日間しか過ぎてはいない。しかし、月曜日。火曜日より世の中が落ち着いているように感じる。

彼は少しだけ安堵を感じた。そして少しばかり時間がゆるやかに静かに流れているように感じた。ほんの少しだが水曜日は好きかも知れないが、ああ、早く休みたい。

木曜日の男=Man of Thursday

一週間のまん中日のとき。世の中は土曜日と日曜日が休みの会社が多いせいか木曜日になると忙(せわ)しなくなる。余計なことや仕事の依頼が増える気がする。

彼は木曜日の男と呼ばれている。木曜日は人の出入りが多い曜日、不思議だが数多くの人たちと接する機会が増える。七日間で一番疲れる日かもしれない。だが、あと一日我慢すれば世の中が止まる、止まれば静かな日々が訪れるのだ。ああ、あと一日、あと一日の我慢。しかし、木曜日は彼にわずかだが空白の時間がある。それは、神さまから与えられている時間かもしれない。

金曜日の男=Man of Friday

誰もが待ちきれない金曜日。しかし、七日間で一番忙しい。終わりのない忙しさを迎える。みんなが休みモードに入る為だ。何が花の金曜日だというのか。終わりのない金曜日。

彼は金曜日が嫌いだ。月曜日も嫌いだ。楽しそうな顔をする人々など信じられない苦痛の金曜日だからだ。だが、明日は土曜日、世の中が止まれば煩わしい人たちから解放される、そう、それだけが彼の幸せかも知れない。ああ、毎日が土曜日ならば。

土曜日の男=Man of Saturday

土曜日はあなたとわたしの最高のとき。しかし、あなたはいない。解放された唯一の一日なのに誰もいない。孤独という友だちがいう、これが現実だと。

彼は一人で仕事を始めた。ただ、静かな穏やかな時間だけがゆっくりと過ぎて行く。だが、明日を考えるとまた憂鬱が襲いかかるのだ。何だろうこの孤独感は。私は木曜日の男と呼ばれている。そう、七日間のまん中、もしかすると、本当は木曜日が好きなのかもしれない。  日曜日の男=Man of Sunday

日曜日の夜は寂しいとき。日本人の自殺者は月曜日が一番多いという。月曜日に問題があるのではなく、日曜日の寂しさや孤独感、不安感がそうさせているのかもしれない。

彼は七日間のうちの日曜日は大嫌いだ。本当は誰もが休みの日で楽しい日々を過ごしているはずなのに、彼は楽しくはない。誰がこの日曜日という日を決めたのだろう。早く木曜日が来てほしい、と彼が願う日。そう、七日間のまん中が彼の曜日だから。

月曜日の女=Monday Woman

男性でも、女性でも月曜日は憂鬱なとき。誰でも休み明けは嫌なもの。家事や育児に追われている女性ならば一番嫌な曜日かもしれない。これは一人暮らしの女性も同じ、人の世話をする女性、しない女性も同じ、精神が一番不安定なときかもしれない。

 彼女は、家族の世話に追われているが毎週月曜日は楽しみにしている。ほとんどが嫌なときなのに、一番充実しているときなのかもしれない。人は我慢するから、耐えたりするから苦しいのだが、喜びや満足感のある人にはかなわない。毎日を楽しくするための努力を惜しまない、それが幸せになる方法かもしれない。

火曜日の女=Tuesday Woman

火曜日ははじまりの2日目。人のために何かができる、人の役に立つことをする。そこには自動的に満足感や充実感が生まれる、何よりも嬉しくなる。世の中の人は憂鬱な月曜日と火曜日を迎えているが、その考え方になると辛さがなくなる。

彼女は。がむしゃらに働く、もちろん生活の為もある。誰もがお金を稼がねばならないからだ。だが、お金だけでは喜びは少ない。だけどその姿を誰も知らない。そう、世の中には目立たなくとも真剣に生きている人々がいるのだから。

水曜日の女=Wednesday Woman

水曜日は中弛みのとき。はじまりの日からはまだ三日間すぎた。しかし、この日も祝福のとき。毎日を祝福のときと思える人は幸せだ。

彼女は一日おきに仕事をし、家族の世話を続けている。父や母の世話をして子どもや孫たちの世話を続ける。小さな身体でどこからその力が湧き出ているのだろう。彼女の本当の仕事は家族の世話なのかもしれない。なぜならとても楽しく充実しているからだ。

木曜日の女=Thursday Woman

一週間のまん中日のとき。この日も他人の世話。お年寄りの面倒を見ながらその人たちから人生観を学ぶ。自分の年老いた父や母の姿を思い浮かべながら、自分の未来を考えるとき。人は生まれ、生き続け、やがては動けなくなり誰もが人の世話になる。

彼女の木曜日は、ほんの数時間だが空白がある。その空白は、自分の存在確認なのかもしれない。人生は誰もが思い通りに生きたいと願うがそう簡単には思い通りにはならない。しかし、これが自分の望む思い通りの人生なのだと確認をする。

金曜日の女=Friday Woman

誰もが忙しない金曜日。忙しいというのは、自分の気持ちが忙しいのであって、金曜日が忙しいわけではない。時間は毎日同じだからだ。

彼女の忙しさは金曜日だからではなく、その忙しさが楽しさだから時間が足りないのだ。一日が四八時間あっても足りない。誰もが日々、忙しいという口癖をいうがそれは愚痴に過ぎない。本当の忙しさとは楽しく、幸せなものだからだ。

土曜日の女=Saturday Woman

 土曜日は誰もが嬉しい曜日かもしれない。その日は一週間に一回だけ。誰もが大切なとき。日曜日も同じかもしれない。本当は一人きりとなり自分を見つめるときでもある。

 彼女はその土曜日も仕事をする。果たしてどんな未来が巡るのかは誰にもわからないが、目の前にある仕事を優先する。仕事とはいえ、楽しく仕事をする、楽しく生きる、楽しく考える、希望を持ち続けるのが土曜日なのかもしれない。本当の幸せなど誰にもわからないもの。

日曜日の女=Sunday Woman

 日曜日は休みの日なのだが意外と寂しいと答える人が多い。日曜日が寂しいのではなく、明日が月曜日と考えるとこのままでいたいという気持ちがそうさせてしまうのかもしれない。

 彼女は日曜日も仕事をしている。生活のすべてが仕事なのだから、年中無休と同じだろう。ただ、他の人との違いは楽しく、喜びながら、感謝し、祝福しながら生きていることだ。まだ見ぬ未来を怖れる事よりも、現在をより楽しく喜びに満ちた生活を過ごす。ああ、これが至極、最上の生き方なのかもしれない。

木曜日の男たちよ、どう思うのだろう…。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「曜日(ようび)」とは、七曜(七つの天体)が守護するとされる日のことをいい、曜日が循環する七日の組のことを週と呼ぶ。

日本語では現在でも各曜日を「日曜日」「月曜日」「火曜日」「水曜日」「木曜日」「金曜日」「土曜日」のように七曜の名を冠して呼ぶが、地域によっては、後に曜日の名に番号、土着の神、イベント等が当てはめられ、七曜との関係は忘れられている七つの惑星(または神々の名)を決まった順序に並べて規則的に巡回させる「週・曜日」は、すでにそのものが古代バビロニアの粘土板に書かれており、太陽は太陽神シャマシュ、月は月神シン、火星はネルガル神、水星は書記の神ネボ(ナブー)、木星はマルドゥーク神、金星は女神イシュタル、土星はニニブ神(ニヌルタ)とされていた。古代エジプトのパピルスにもあるが、七曜の概念はバビロニアで生まれたと考えられ、そこからさまざまな経路を経て世界に広まった。

ただしユダヤ教徒は異教の神の名を嫌って安息日以外は一から六までの番号で呼ぶようになったため、エジプトやローマやインドで古くから知られる七曜(七つの惑星または神々の名を用いたもの)とは異なっている。キリスト教徒に伝えられたのはローマ経由でゲルマン社会に広まったものである。

日常生活でよく使う英語と言えば曜日。

いつも何気なく使っている曜日ですが、英語のそれぞれの曜日には名前の由来があるって知っていましたか?

Sunday 日曜日

Sundayは Sun(太陽)の日。ちなみに日本やアメリカ製のカレンダーは日曜日から1週間が始まっていますが、フランス製のカレンダーなどは月曜日から、金曜日が公休日のイスラム圏では土曜日から始まるものもあるそうです。

Monday 月曜日

Mondayは Moon(月)の日。ローマ神話で月神を表しています。

Tuesday 火曜日

Tuesdayの語源は「Tyr(チュール)」「Tyr」は北欧神話の軍神で、後に出てくる主神 Odin(オーディン)の三番目の息子です。Tyr(チュール)⇒ Tiw(ティウ)に変化し「~の」を意味する「es」が付いて 「Tuesday (チュールの日)」。ローマ神話に登場する戦(いくさ)の神「マース(Mars)」と同一視されています。

Wednesday 水曜日

Wednesdayの語源は「Odin(オーディン)」北欧神話の主神です。

Odin(オーディン)⇒ Woden(ウォーデン)に変化。「~の 」を意味する「es」を付けて変化し「Wednesday (オーディンの日)」になりました。

ローマ神話の伝令の神「メルクリウス(Mercurius)」と同一視されています。

Thursday 木曜日

Thursdayの語源は「Thor(トール)」

「Thor」は北欧神話の戦神・雷神で、Tyrと同じくOdinの息子です。「~の」を意味する「es」が変形して付いて「Thursday」(トールの日)ローマ神話の主神、「ユピテル(Jupiter)」もThorと同じく、雷や風を操る神とされているので、同一視されていたようです。

Friday 金曜日

Fridayの語源は「Freija(フレイア)」北欧神話の愛と美の女神です。ローマ神話の愛と美の女神「ウェヌス(Venus)」と同一視されています。

Saturday 土曜日

Saturdayの語源は「Saturnus(サトゥルヌス)」ローマ神話に登場する農耕・天空の神です。唯一ラテン語の「Saturnus」からそのままつけられた「Saturday」。

Recent Posts
Archive
bottom of page