【48】不機嫌なわたし
私は、会う人、会う人に、 「元気がないね…」とか、 「調子が悪いのですか…」 「疲れているようですね…」といわれます。 自分ではいつも元気で調子も良いし、疲れてもいません。 ですから、いつも不思議に思っていました。 ある日、スーパーに出向いたとき、可愛らしい女の子がいたので...
【47】35の「いのち」とともに
中国浙江省金華市に、楼小英(ロウ・シャオイン)さんという女性がいました。 楼さんは、道に捨てられているゴミを拾いで生計を立てています。 若くして夫に先立たれ、日々これといった夢や目標があるわけではなく、ただ生きるためにゴミを拾う毎日でした。...
【46】原爆ばあちゃん
そのおばあちゃんは、私の顧問先の喫茶店で毎日コーヒーを飲むのが日課でした。 知り合ってから、もう10年をすぎようとしています。 顔を合わせれば、おばあちゃんは笑顔でいつも同じ話をします。 「私は被爆者なの、広島で生まれて、広島で育ったの。父も母もみな原爆で死んでしまった・・...